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[あいちトリエンナーレ2019]がもうすぐ始まりますね!

 今年の8月1日(木)から10月14日(月・祝)まで開催される国際芸術祭、[あいちトリエンナーレ2019]
(会場:円頓寺四間道、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、豊田市美術館・豊田市駅周辺)
 
 あいちトリエンナーレは、2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭。4回目となる2019年は、国内外から80組以上のアーティストを迎えます。国際現代美術展のほか、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、様々な表現を横断する、最先端の芸術作品を紹介。どんな展覧会になるのか期待が高まります!



あいちトリエンナーレ2019 情の時代 Taming Y / Our Passion


 「トリエンナーレ」の原意はイタリア語で「3年に一度」。つまりイタリア発祥の芸術祭なんですね。
その歴史を遡ってみると第一回開催は、1895年 ヴェネツィアビエンナーレ国際美術展(正式名称:ヴィネツィア市国際美術展)。
つまり、100年以上の歴史があるということ、これはすごい…!!



 あいちトリエンナーレは2010年から3年ごとに開催されていますが、毎回異なる芸術監督がその任に就きテーマを考えます。
今回選ばれた芸術監督はジャーナリストの津田大介氏。
テーマは「情の時代 Taming Y / Our Passion」そのコンセプト文が発表されています。

 現在、世界は共通の悩みを抱えている。その源泉にあるのは、先行きが見えず、自分たちが危険に晒されているのではないかという不安である。「わからない」ことは、人を不安にさせ、本来はグレーであるものを、シロ・クロはっきり決めつけて処理した方が合理的だと考える人が増える。その結果、世界を対立軸で考えるようになる。しかし、人間は、守りたい伝統や理念が違っても、合理的な選択ではなくても、困難に直面している他者に対して、とっさに手を差しのべ、連帯することができる生き物である。今人類が直面している問題の原因は「情」(不安な感情やそれを煽る情報)にあるが、それを打ち破ることができるのもまた「情」(なさけ、思いやり)である。「アート」の語源には、ラテン語の「アルス」やギリシア語の「テクネー」がある。この言葉は、かつて「古典に基づいた教養や作法を駆使する技芸」一般を指していたのだ。われわれは、「情」によって「情」を飼いならす「技」を身に付けなければならない。それこそが、本来の「アート」ではないのか。「技」によって日本のモノづくり産業をリードし、都市であり地方である「愛知」を舞台に、様々な対立軸の中間を考え、「アート」本来の領域を取り戻していく

 アートとは、芸術・美術など間接的に社会に影響を与え得るもの。あいちトリエンナーレ2019でそれぞれのアーティストはどんな想いで何を見せてくれるのか、そんな視点をもって芸術祭を巡るのも一つの楽しみ方かもしれませんね!




津田大介

1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学文学学術院教授。メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門に執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。
主著に、『情報戦争を生き抜く』(朝日新聞)、『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『Twitter社会論』(洋泉社新書y)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『「ポスト真実」の時代』(日比嘉高氏との共著・祥伝社)など。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。第17回メディア芸術祭 エンターテイメント部門 新人賞受賞。企画アドバイザー


当館、アート倶楽部カルチェ・ラタンは、トリエンナーレ会場ではありませんが、
3年に一度の芸術の祭典が盛り上がるよう、応援してゆきます!
また名古屋・池下の「芸術」複合施設として、愛知のアートシーンの活性化の一助となるよう、力を注いでいきます。

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アート倶楽部カルチェ・ラタン  
名古屋市千種区池下町2-28, 052-751-8033  
絵画教室(洋画・日本画・水彩画・デッサン)、ギャラリー、  
フレンチレストラン、カフェ、ワインバーに屋上テラスを備えた芸術複合施設  
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