【絵画教室ブログ】胡粉のはなし
こんにちは
日本画講師の安井彩子です。
今日は生徒さんの作品をご紹介しつつ、画材の話をします^^
日本画の絵の具(顔料)で白といえば「胡粉」が代表的です。
胡粉は牡蠣やハマグリなどの貝殻を風化させて作られています。
日本人形のお顔も胡粉の白なので、日本画をあまり知らない方にも実は馴染みのある顔料でもあります。
南画の模写作品
ユリの立体感を胡粉でぼかしながら描写してますが、胡粉は描いてすぐの乾いてない状態では白色がほとんど見えないので、そこが少し難しいところ。
描きたての状態↓
完全に乾くと白がはっきりと出てきます。
シベも描いて・・・
ユリの存在感が出ました^^
模写なので本番前に端っこで練習したり、色を確認してます。
試し描きもなんだか可愛らしいですね^^
白色の顔料もいろいろありますが、胡粉も是非使ってみてください。
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アート倶楽部カルチェ・ラタン
名古屋市千種区池下町2-28, 052-751-8033
絵画教室(洋画・日本画・水彩画・デッサン)、ギャラリー、フレンチレストラン、カフェ、ワインバーに屋上テラスを備えた芸術複合施設
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