【森下麻子先生クラス】紙が風邪を引く
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絵画教室ブログ
今年の梅雨明けは遅れているようで、今日も朝から雨が降り続いています。
こんなに湿気が多いと、和紙や画材の保管に影響がないか、気になるところ。
森下麻子先生: 日本画は日本の風土に合わせて発展してきたので、極端な高温多湿な場所でなければ大丈夫。紙が風邪を引くのは少々困りますが。
ー紙が風邪を引く、とは?
森下先生:湿気が多い日に和紙にドーサを引くとカラッと乾かず、着色した時に滲んでしまい、綺麗に仕上がりません。その状態を『紙が風邪を引く』と言います。
ーそうなったら、もう使えないのでしょうか?
森下先生:いえいえ、貴重な1枚なのでドーサ抜きをします。50度くらい(指でなんとか触れるくらい)のお湯を、たっぷりと引いてもう一度乾かします。
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アート倶楽部カルチェ・ラタン
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