基礎力の大切さ

今日は。月曜日本画講師の柳沢です。
久しぶりの更新になってしまいました。すっかり寒さの含む空気になって紅葉がきれいな季節になりましたね。
最近新規の生徒さんがちらほら訪れるのですが
「有彩画（水彩や日本画・色鉛筆）をやる前に基礎力を身に付けたいから鉛筆画をやりたい！」とおっしゃられて来られる方が多いです。面の流れに合わせて鉛筆を動かしながら描くのでモチーフの立体感や量感を捉えるにはぴったりの素材です。

鉛筆画希望で通い始められて皆さんびっくりされるのが（そして鉛筆画に嵌まってそのまま極める道に入ってしまうのが）
鉛筆の色幅が意外と多いぞ！？
という事でしょうか。何を言ってるんだという感じですが実際見てみると鉛筆の可能性に驚かれるかと思います。
一般の方にはHBから２B辺りしか触れる機会が無いと思うのですが美術で使う際は基本６Hから６B辺り、合計１０数本を使用します。
その１本１本を駆使して様々なグレートーンを作りモチーフの硬さ・柔らかさ、光の当たった所の美しさ、暗い影の中に潜む様々な濃いグレーの世界観を演出していきます。
私自身生徒さんに参考作品として上記の鉛筆画を描いている数時間の間、その楽しさに夢中になってしまいました。
結果そこで学んだ考えが本業の日本画に通ずる事も多いので普段有彩画描かれている方も偶にやられてみると新しい発見があるかもしれません。

今回のブログはこの辺りで。


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