苦手な物を描く

こんにちは。月曜日本画講師の柳沢です。
本日は授業をしながらオレンジイエローの美味しそうなミニトマトを水彩画で描いて過ごしておりました。

……。とは言ってみましたが、実は私は生トマトが今まで口にしてきた物で最も食べられない食べ物であります。
美味しいから食べてごらんと言われ恐怖心を覚えることもよくあると言う位、疎遠でいたい生トマト。
そんな自分でもトマトの美味しさが第三者に伝わるように描く。と言うのは言葉にすると大変矛盾に感じるものであります。美味しいを体感できないのにどう美味しさを表現するのかと言うことです。

そんな時。
苦手なモチーフを描くときにいつも心がけることがあります。
きっとこのモチーフ（人物にしろ、風景にしろ）はすごく素敵な物に違いない！！と信じる気持ちを完成させるまで持ち続けることです。
私の場合、トマトの魅力が分からないからこそ、目の前のトマトの素敵さを引き出すために自分の想像力をフルに発揮して描いています。
きっとトマトの方が○○より甘いに違いない！
きっとトマトの方が〇〇よりジューシーに違いない！
きっとトマトの方が……！

こんな感じで最後まで描くと作品は最後美味しそうに見えるように完成しています。
人によって描き方は色々ありますので、その中の一つの方法になりますが、苦手な物をどうしても描くと言う際にはぜひご自身の想像力をフル活動させてください。
淡々と目の前の物を描き上げた作品とは全く違う、何かキラキラした感性が見える作品が仕上がるはずです。

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名古屋市池下の絵画教室 アート倶楽部カルチェ・ラタン
（デッサン、水彩画、洋画、日本画、ボタニカルアート（植物画）
名古屋市千種区池下町2-28, 052-751-8033
絵画教室（洋画・日本画・水彩画・デッサン）、ギャラリーを備えた芸術複合施設
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