人物クロッキーの描き方・段取り③（最終回）

こんにちは。いつもカルチェ・ラタン池下絵画教室ブログをご覧くださりありがとうございます。
日本画月曜講師の柳沢です。
不定期更新での人物画クロッキーのブログも今回で３回目。いよいよ最終回となりました。
モデルさんをせっかく使える日なのに、描き切れない！どうしよう！
とか、描ける時間が決まっているから段取りを良くして制作したい！
などのお悩みがある方の参考になれば幸いです。

では早速、③ポーズ目が終わった段階の画像がこちら

なんとか３ポーズという限られた時間でここまで手を入れる事が出来ました。前回の画像と比較すると一挙に進んでいるかと思います。
２ポーズ目から３ポーズ目終了までに使用した時間は２０分程でしょうか。
このクロッキーを描きつつ受講者の方に指導もしているので、使った時間を計算してみたらその程度時間が掛かっていました。
２ポーズ目までの比率合わせの段取りのおかげで、大きな形の崩れもなく、短い時間の中で全身に手を入れれたのではないかと思います。短時間で仕上げる為に大切なのは鉛筆を走らせる向きをちゃんと面に沿わせる事！同じ向きばかりの鉛筆の描き方だと立体感が生まれないので、しっかり面（立体）の流れを見ていきましょう。
もし…の話になりますが、この後もまだモデルさんを描ける時間が数ポーズある状態ならば、より踏み込んだ描き込みに入っていきます。クロッキーを超えた人物画制作になっていくのではないでしょうか。

普段、人物画を描いてみたいけど上手くいかないというお悩みをお持ちの方は是非序盤の段取りのアプローチの仕方を変えてみてください。人物画の難易度がぐっと下がると思います。
今回私が紹介した段取りはあくまで色々あるアプローチの仕方の１つなので、沢山のやり方をチャレンジされて、ご自身に合うものを発見くだされば幸いです。

それでは今回のブログはここまで。


月曜日本画講師 柳沢優子
毎月第２週９：３０〜１２：００人物着衣クロッキー講座開催


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名古屋市池下の絵画教室 アート倶楽部カルチェ・ラタン  
（デッサン、水彩画、洋画、日本画）  
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絵画教室（洋画・日本画・水彩画・デッサン）、ギャラリーを備えた芸術複合施設  
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