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【絵画教室ブログ】模写のお話し

こんにちは
日本画講師の安井彩子です。

教室では、模写(もしゃ)に取り組まれる生徒さんも多くいらっしゃいます。
優れた作品を真似ることは、大変良い勉強になります。

「簡単そうに見えた部分が、意外と複雑な色遣いだった。」
とか、
「思った以上に絵具を重ねているようだ。」
とか、描いて初めて見えてくる技法がたくさんあるからです。

プロの技が見えてくると、展覧会でも今までより踏み込んだ鑑賞ができそうです^^


●フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」模写
クレパス、水彩絵具(10歳)
クレパスの隙間から画用紙の白色が見えるのが気になり、上から絵具を重ねてます。
真剣に模写していたらあっという間に時間が、、、
というわけで2回にわたって制作しました^^



以前ジャポニスムの授業で作った資料が活かされました。



●フィンセント・ファン・ゴッホ「種蒔く人」模写
クレパスのみ(13歳)
太陽の中に緑色が使われてる事が少し意外で印象に残ったそうです^^
時間内に完成させる為に、あえて人物は描かなかったそう。
太陽のパワーを感じます、、、!



ところで、模写と贋作は何が違うのか?

広く「模写」の中に贋作(ニセモノ)も含まれますが、
○勉強や趣味で行う「模写」は模写作品
✖︎本物やオリジナルと偽るために行う「模写」は贋作、、です。

そんな訳で、自分で描いた(模写)作品であっても、模写である以上それを公募コンクールで発表する事はできないのです。
もしご自身やご友人と自主的に発表会をする際は、
○落款やサインは基本模写しない。(サインは作者が作品を完成させた証だから。)
○必ず作品解説やキャプション(題名や作者の書いてある札)に模写である事を明記する。
これらに留意しましょう^^




●南画(ご自身のコレクション)の模写
絵絹、水干絵具、岩絵具、墨
収まりが良いように、少し構図を操作して模写しました。
雪の周囲に墨を掃くことで、雪の白さが表現されてました。それも模写。
描かずして描く、、、水墨表現の真髄ですね^^



絹本なので透けてますが、、
作品はこのあと裏打ちしてもらう為に仕立てに出されます。
楽しみです^^

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名古屋市池下の絵画教室 アート倶楽部カルチェ・ラタン  
(デッサン、水彩画、洋画、日本画、ボタニカルアート(植物画)  
名古屋市千種区池下町2-28, 052-751-8033  
絵画教室(洋画・日本画・水彩画・デッサン)、ギャラリーを備えた芸術複合施設  
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