【絵画教室ブログ】高校生Aさんのデッサンの成長過程
こんにちは、日本画講師の本地裕輔です。
今日は、教室に通いはじめて3ヶ月後の高校生の生徒Aさんの『作品の変化』についてです。
今回はデッサンの「2つのポイント」についてです。
初めて描いたデッサンが左の『洗剤』でした。
3ヶ月後が右の『洗剤』です。
初めての教室では、Aさんが『モチーフのどのような部分に興味』があるのか知りたかったので、自由に見たままを正確に写すことをしてもらいました。
Aさんはデッサンを繰り返す中でAさんは『全体を見ることが得意』で。
モチーフのもつ空気感や雰囲気にとても反応できていました。
一方で、Aさんに限らずデッサンにおいて、バランス感覚の良い人ほど全体感を大切にしすぎるあまり細部に手が入らないということもよくあります。
Aさんにはデッサンに重要な2つのポイントを伝えました
・台の水平の意識
・見え方の強弱
・台の水平の意識について
デッサンをする上で欠かせないのが『台の意識』です。
よく『台に乗っている』や『台が描けていない』と言いますが、
水平面の意識をまず鍛えることが重要です。(石膏デッサンなどは空中に浮いたものを描いているので台の意識は一見関係なさそうですが、『上面』と『水平面』は、ほぼ同じ見方が必要になるので、いずれにしても重要です)
・見え方の強弱
モチーフを見るときに人間の目の特性として
「明るいところ」から見えてきます。
デッサンにおいても、この「見え方」を正確に描くことが重要です。
比例や形が合っていてもこの『見え方』が合っていないとデッサンが不正確に見えることさえもあります。
デッサンは、美術を学ぶ上で欠かせない基礎となります。
以上デッサンの基本についてでした。
教室では、デッサンの基本を細かく実演も交えて指導いたします!
教室の体験・見学も随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。
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名古屋市池下の絵画教室 アート倶楽部カルチェ・ラタン
(デッサン、水彩画、洋画、日本画、ボタニカルアート(植物画)
名古屋市千種区池下町2-28, 052-751-8033
絵画教室(洋画・日本画・水彩画・デッサン)、ギャラリーを備えた芸術複合施設
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