【絵画教室ブログ】子どもが挑戦できる!絵の具を使った絵画技法〈スパッタリング編〉
こんにちは、カルチェ・ラタン事務局です。
今日は、子どもでも簡単に挑戦できる絵の具を使った絵画技法について紹介します。
こども教室は、小学校1年生〜高校生まで幅広い年齢層の生徒さんがいます。
その中でも、小学生の生徒さんの中にはまだ絵の具に慣れておらず、絵の具に対して苦手意識を持っている生徒さんもいると思います。
そのような時に、無理に何か形のある絵を描こうとせずに、ますば遊びのように楽しみながら絵の具に慣れていくことがオススメです!
その方法の1つとして、「絵画技法」に挑戦していこうと思います。
今回は、絵の具を使った絵画技法の中でも「スパッタリング」の方法とポイントを説明していきます。
「スパッタリング」とは、霧吹きのように絵の具を細かい粒にして、紙に飛ばす絵画技法(モダンテクニック)のことです。
「スパッタリング」を用いると、柔らかい色味の濃淡のある表現ができます。
絵画技法を成功させるためのコツも紹介していくので、是非ご覧ください。
まずは、「スパッタリング」に必要な道具から紹介していきます。
〈用意するもの〉
・絵の具
・パレット(深めのパレットがオススメ)
・絵の具を混ぜる用の筆
・歯ブラシ(毛の部分が硬め・大きめ)
・スパッタリング用の金網(こちらはなくても大丈夫です。なしでやる方法も後に説明します)
絵の具、パレット、筆は基本どんなものでも問題ありませんが、紙パレットのような平たいものだと絵の具が溢れてしまうので、スパッタリングには向かないです。
歯ブラシが一番大切なポイントになります。毛が硬く、できれば毛の部分が大きめのものが使いやすいと思います。
歯ブラシが柔らかすぎると、上手く絵の具が飛んでくれないので注意です⚠️
それでは手順から…
まずは、絵の具が飛び散るので、新聞紙を敷いておきましょう。
机だけでなく、壁が近くにある場合は壁にも飛び散る可能性があります。
〈絵の具の溶き方について〉
絵の具を出す量ですが、紙の大きさにもよりますが、A4サイズくらいでしたら小指の第一関節までくらいの量で充分です。
パレットの大きい部屋に絵の具を出したら、筆に水をつけて水を足しながら絵の具をちょうどいい濃度になるまで溶いていきます。
スパッタリングをするのには、絵の具と水の調節がとても大切です。
絵の具がべたっとしているのは、水の量が少ないです。絵の具がパレットの中で動くくらいは薄めて大丈夫です。
実際に試しながら少しずつ水を足して、ちょうどいい濃度を探ってみてください。
〈金網と歯ブラシでスパッタリングに挑戦〉
①網を使ったバージョンでは、利き手に歯ブラシ、もう片方に網を持ちます。
②歯ブラシに絵の具を擦り付けるように多めに付けます。(持ち上げた時にポタポタ垂れないくらい)
③紙の上で歯ブラシで網をこすって、絵の具を散らしていきます。
網に筆で絵の具を塗ってから、歯ブラシでこする方法でもできます。
〈歯ブラシだけでできるスパッタリング〉
片手に絵の具をつけた歯ブラシを持って、もう片方の手の指で歯ブラシの毛を滑らせるようにしてはじいていくだけなので、手軽にできます。
ですが、金網と比べて、慣れていないと絵の具の粒が均一になりにくいかもしれません。
スパッタリングが成功したら、ステンシル(型紙)を使ったバージョンも挑戦してみましょう。
やり方は、好きな形に画用紙を切ってスパッタリングをする用紙の上に置きます。
その上からスパッタリングをして、絵の具が乾いてから型紙を取りましょう。
そうすると、型紙のところだけ色が付かずに形が出ます。
下の画像は丸型にしましたが、どんな形でも大丈夫です!
絵の具に挑戦したい、使いこなしたいけど自分では難しい…などお悩みがある方!
大人の方でもお子さんでも講師が一から丁寧に指導しますので、まずは体験にいらしてみてください。
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名古屋市池下の絵画教室 アート倶楽部カルチェ・ラタン
デッサン、水彩画、洋画、日本画、ボタニカルアート(植物画)、 水墨画
名古屋市千種区池下町2-28, 052-751-8033
絵画教室(洋画・日本画・水彩画・デッサン)、ギャラリーを備えた芸術複合施設
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